ブギーマン2 憑依
ソウを髣髴させるミステリーホラー。2007年のアメリカ
2004年にサム・ライミ監督で制作された「ブギーマン」の続編らしい
キャストはいずれもマイナーだが、なんと言ってもあのソウでお馴染みのトビン・ベルが出ているのが本作品の最大のウリ。ソウと同じく無表情で早口という独特な口調
ヒロインのダニエル・サヴレ(21)はいい女。迫真の演技で本当に怖がっているようにしか見えなかった
ヘンリーとローラが羨ましい。まるで恋人同士のような、美男美女の兄妹だ
なかなかのグロさ。特にリストカッターの女の子のあちらこちらにイモムシがウジャウジャとドンドン体の中に入っていき、自分の体に気持ち悪い虫が入っていくのをただただ見守るしかない歯がゆさ、やがてそれを切っても切っても這いずり出てくる気持ち悪さ。それとダレンとニッキーのSEXシーンとの描写が、まさに苦と快楽、地獄と天国を現している
一体犯人が誰なのかというソウのようなミステリー感が面白い。これでアレン先生が犯人だったら本当にジグゾウみたいになっちまうがw それともよくありがちな主人公ってオチ?
なんとなく後味の悪いラストだったなあ
犯人は意外にもヘンリーという、結局閉じ込められた腹いせに全員に報復してやろうというベタなオチに落ち着いた
ブギーマンなんてホントにいなかったんだね。じゃあヘンリーたちの両親を殺したのは誰?ってことになるが、やはりヘンリーだったと見るのが妥当だろう
トビン・ベルが出ていなかったらまさしくB級中のB級ホラーに終わっていただろう作品