椿三十郎

1962年公開の映画「椿三十郎」のリメイク版。2007年の邦画
そう、あの織田裕二が踊る以来久しぶりに映画に登場した作品

久しぶりに映画の織田ちゃんを見た気がする
その他のキャストは、豊川悦司、松山ケンイチ、鈴木杏、佐々木蔵之介。それを風間杜夫、西岡徳馬、小林稔侍 、中村玉緒、藤田まことといった大御所が脇を固める
こうしてみると松山ケンイチも意外に美男子だ
鈴木杏はやっぱかわいいね
佐々木蔵之介のキャラがワロタｗ　押入れ侍てｗ
中村玉緒は助けてもらったくせにあれこれ注文付けすぎてむかついたのは自分だけじゃないはず

最後の椿と室戸の一騎打ちは見物・・！？と期待してたんだが。あんな終わり方じゃいまいち納得いかない。先に剣を抜いたほうが勝ちみたいな
にしても室戸は殺すには惜しい男だった。情けない若侍たちに比べたらよっぽど男気があって男らしい
自分だったらあんな自分をろくに信用しないような　若侍達より室戸側に付くかな。綺麗な奥方もたくさんいるしｗ

この作品の最大の焦点でありクライマックスはやっぱ椿が捕まっていたときに一泡吹かせた椿の花のくだりだろう。見ていて実に愉快で楽しかった。椿は強いだけでなく、実に頭の切れる男だ。切り込む合図を中止の合図と差し替えるとはね。とっさに白と赤の意味までつけるとは。奥方が白が好きだのくだりが役に立ったというわけね

肝心の城代がなかなか出てこないんだが、最後の最後、1シーンだけ藤田まことが特別出演手感じで登場。いや実に味があるな

気になったのは椿の本名。名を聞かれたときに明らかに椿を見てから決めた感じ。だから実はどこぞのお偉いお代官様だったというオチを期待してたんだが、特にそういうのもなし

いや全体的に実に良くできてる。見た目は地味で派手さこそないが、いい作りの作品だと思う
織田ちゃんが「椿三十郎」でコケたから「踊る」に本腰を据えることになったという話もあったがなんのその。笑いあり実にいい作品です

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