unknown -アンノウン-

いやーなかなかに面白いミステリーですた(´・∀・)ノ
廃棄工場に閉じ込められた記憶喪失の男5人が、それぞれの記憶をめぐって駆け引きを繰り広げるサスペンススリラー。2006年のアメリカの作品
非常によくできたミステリーサスペンス

主演はジム・カヴィーゼル。そしてバリー・ペッパー
とにかくバリー・ペッパーが好きなので、彼だけは死んでほしくないと思っていた。制作側も視聴者のそういった心理を察知しているのか、生かしてくれたのが救いだ
ピーター・ストーメアは相変わらず悪役がはまってんなw

「SAW」や「キューブ」を彷彿させる冒頭。なんと記憶がすべてなくなっている5人の男たち。一人は椅子に拘束され、一人は顔が血だらけで怪我をしている。一人は銃で撃たれて瀕死の状態。しかし本人たちは自分の身に何が起こったのか覚えていないというのだから
このインパクトのある冒頭は相当引き込まれる。それだけで良作の予感をさせるし、発想がとにかく面白い

そして少しずつ過去を思い出していく・・一番肝心なのは自分の周りにいるこの男たちのうち、誰が味方で誰が敵なのかということだろう。面白いことに、記憶前は敵同士だった者が手を組んでいたり、味方だったのに争っちゃったりと、人間て時と場合によってこうも立場が変わるものかと感心させられる

やはり本当は犯人だったウォズ。だがそれまで散々コールズと仲良くしていたのもあってか、もう後には戻れなかった。突然現れてきた悪党のボスより、今まで協力し合っていたコールズのほうに気が傾くのは、人間として自然の心理の成り行きだろう

最後の最後で大ドンデン返しが待っていた!まさかウォズとエリザができていたとは。これは最初からウォズの計画だったんだな。ラストがかなり意味不明。あれだけのやり取りじゃ、ウォズとエリザの間に何があったのかすべてを掴みきれない

とにかく全体的にもう一度最初から見ないと、すべてを完全に把握するのは難しい。完璧主義者の人には、ぜひ二度見をお勧めする
ありきたりな映画に飽き飽きしていた方、ぜひこの奇抜な発想の本作品をお試しあれ!

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