ナンバー23

身の回りの様々な数字が23という数字に結び付き、それと1冊の本を通じて次第に23に対して狂気を増していく男と、明らかになる真実を描いたミステリーサスペンス。2007年のアメリカ映画

主演はジム・キャリー。コミカルなジム・キャリーを期待していた人は残念。今回は実にシリアスな役を演じています。髪もむさくるしくて犯罪者みたいな怖い顔で、なんだかこんなジム・キャリーは正直あまり楽しくない
ほかに「ファイヤーウォール」のヴァージニア・マドセン、「21グラム」のダニー・ヒューストン。ブロンドの女ことリン・コリンズ(28)はすごい奇麗だった

後半からずっと暗いんだよねえ。常に夜かろくに明かりも付けない部屋かのどっちかで

なんか途中から何でもかんでも強引に23に結び付けてるだけじゃねーかこいつとさえ思えてきた。別に23じゃなくても36でも13でもなんでもよかったんじゃん?
たかが23に何をそんなに拘ってるんだ!?あんなかわいいワンちゃんに大人げなく怒ったりして・・と、普通ならとてもウォルターの言動・思考は理解できず、むしろ怒りすら覚えるほどだ

なんとその小説を書いたのは自分自身というオチ。道理で生い立ちと酷似してるわけだ
そして妻がすべて把握し知っていたとは。何も知らない振りして、たかが数字じゃない!と視聴者を代表する思いをウォルターにぶつけてくれていたのに
でも逆によくこんなキチガイ染みた旦那にあそこまで尽くしたもんだ。めちゃめちゃ殺意漲ってるし、いつ殺されてもおかしくない。普通なら自分の身を案じて、子供と一緒にそっと出て行くもんだ。いつ妻を殺してもおかしくない殺気を存分に漲らせてやがる

究極のミステリーに見えるが、肝心のオチがなんともなあ。あまり期待しすぎなければそれなりに楽しめる作品ではある

http://number23.jp/