告発

今は亡きアルカトラズ連邦刑務所の悲惨さを訴える。事実を基にした映画。1995年に公開されたアメリカの映画

囚人ヘンリー・ヤング役、弁護士スタンフィル役として、ケヴィン・ベーコンクリスチャン・スレーターが手を組んだ。他にウィリアム・H・メイシーゲイリー・オールドマンなど
ちなみにあの娼婦ブランチを演じたカイラ(キーラ)・セジウィックは、ケヴィン・ベーコンの妻らしい。この共演をきっかけに結婚したのかな
この映画の特長は、何と言ってもケヴィン・ベーコンの好演に尽きる。こういう変人みたいな男を実にうまく演じる。クリスチャン・スレーターはこの頃まだ髪フサフサしてたんだなw Wの剃り込みはこの頃から相変わらずだけどw

ヤングの印象に残っていた言葉がある。一歩間違えば二人の運命は入れ替わっていたかもと。確かにベーコンが弁護士役で、逆にスレーターが囚人役だとどうなっていたろう?スレーターなら悪人にも見えるが、しかしベーコンはなぜか変人役しか似合わない希ガス

立たないってそりゃあんなおばちゃんじゃ無理だろうw きっとヤングはスタンフィルの女であるメアリーとしたいんだよ
にしても証言のために女まで連れ込んでくれてさせてくれるなんてなんていい弁護士だ。つか普通刑務所内であんなこと絶対無理だろ

せっかく裁判で勝ったのに、移送されてすぐ死んでしまったなんてあまりに気の毒。だがその代償に、この二人はあの憎き極悪刑務所へのメスや挙句は閉鎖までに貢献したと言えよう

わからなかったのは、なぜ5ドル盗んだだけでぶち込まれたのか。それは仲間にはめられたから?それで殺したから余計罪が重くなった?だが殺したにもかかわらずなぜ過失致死で済んだんだ?

この極悪アルカトラズ刑務所、1963年に閉鎖され、今は年間100万人が訪れる観光の名所になっているという

裁判ものによくありがちの、逆転裁判による感動のシーンとかは一切なし。そういう派手さは控え、あくまでアルカトラズで行われていた過剰な虐待を描写することに徹した
そういう意味で派手さはないが、地味にケヴィン・ベーコンの演技を味わうべし