サンキュー・スモーキング

06年10月14日公開のアメリカの作品、クリストファー・バックリー原作「ニコチン・ウォーズ」の映画化

最初のテレビ形式の議論を見たら、タバコの是非を問うドキュメンタリーのような退屈な内容なのかと思ったが、最終的には見事なまでの知的論争エンターテイメントサスペンスに仕上がっている

主演アーロン・エッカートはかこいい
その息子役にまたもやキャメロン・ブライトが登場。今最も売れてる子役だろう
バットマン ビギンズ」で御馴染みのケイティ・ホームズが、ネタのために体を売る美人女記者で登場。映画見るとこの手のパターン多いが、ホントに向こうではネタのために色仕掛けとかしてるんだろうか。とにかく見事にヘザーに裏切られたニック。やっぱ女は怖いねー

普通ならタバコは害として、タバコを訴える側の観点で映し出すものだが、この作品は逆にそんな逆境の中でも何とかタバコを宣伝していこうという立場に立ってるのが新鮮
世間から見たら悪者のニックでも、それでも生きるためにタバコを売らなきゃならないんだという見方で応援してしまうから不思議
自身はタバコの危険性をどこかで認知しながらも、生活のためにという非常に複雑な立場にいると思う

3人の食事のシーンが印象的。すごくおいしそうなんだもん。それにしてもボビーはよく食う。だからそんな腹出てんだよ(ノ∀`)

ジョーイはなんでもかんでも首を突っ込もうとしすぎ。好奇心旺盛すぎて厄介だ。子供にあんな賄賂なんて汚い大人の世界を見せたくないのに

結局この監督はタバコについてどうしたいんだろうか。賛成なのか反対なのか。特に目的意識もなく映画化したのか

http://www.foxjapan.com/movies/thankyouforsmoking/