リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

実際に大統領暗殺を企てたサム・ビックという男を基にした実話。実話だけあって面白味が少なく、地味すぎる。面白かったのはラストだけ。あとはずっと静。最後だけ動だったという感じ。まあショーン・ペン主演(またサムかよw)というところが話題を引いたというところか
タイトルからしてよくある暗殺物の派手なアクションをイメージしたかもしれないが、内容はシリアスでまったく違う内容。つかリチャード・ニクソンて誰よwって思ったら、サムが見ているテレビでたまに映っている演説をしているアメリカ合衆国の第36代副大統領および第37代大統領大統領だった。つか普段の私生活であくせくしてるこんなみみっちい男が大統領暗殺とかあまりにぶっ飛んでるw視野広がりすぎw

それにしても改めてショーン・ペンの演技は素晴らしい。この人はちょっとした奇人変人役やらせたら世界一だなw
サムの元妻役マリーに「ザ・リング」で御馴染みのナオミ・ワッツショーン・ペンとは「21グラム」以来の共演だそう。まったく覚えてない
ちなみにジャック・トンプソンは「スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃」で出てたそうだが・・はて?まったく覚えてないw

妻にも逃げられ職も失い、何をやってもダメな男。次第に自爆自棄になっていくのがわかる。最初はこんな気弱な男が暗殺を企てるなんてまったく想像できなかった。つかあまりにそんな雰囲気がなかったので、映画のタイトルと内容間違えたかなとw
しっかしリチャード・ニクソン暗殺とは名ばかり。そういう最終的な目的があったのかもしれんが、あんなまだ最初の飛行機に乗るところで殺されるなんてな(ノ∀`)あまりに無知無謀な計画。愚かすぎる
しかし終わってみるとあまりすっきりしない。虚しさ悲しさだけが残る。あまりに哀れなサム。サムのニュースが報道されるも、友人だったボニーがまったくの無関心だったのが象徴的だ。手違いで彼を刑務所に送ってしまったサムは、もはや唯一の友人からも見捨てられていたのだ
最後に子供達と一緒のシーンがチラッと映るが、離婚さえなければ彼はすべてを失うことはなかったろう

http://www.wisepolicy.com/the_assassination_of_richard_nixon/