カースド

Cursed(呪われた)というほど呪いを感じない、単なる狼男によるB級ホラー。可もなく不可もなくまあそこそこ楽しめるかなといった作品
冒頭は登場人物たちがそれぞれバラバラに現れ、誰が主役なのかまったく掴めず、徐々にその登場人物たちが合流すると言う丁寧な展開
最初がそんな丁寧な作りにもかかわらず、後半になると結局みんな狼男なんじゃん(´・∀・`)つみたいな雑さ粗さが目立って残念
自分的には狼男は一人で、その悪い奴をみんなで倒すというまあベタな展開だけどそれが好きだったのに、なんであんなに一杯おんねんヽ(`Д´)ノ おいおいお前もかみたいな感じで次から次へと現れるのなんの(;´・∀・`)途中からこいつも実は狼男なんじゃねーの?みたいに疑心暗鬼になっちゃったよ。つか女は狼女とは言わないのねw

キャラクター的には弱め
まずヒロインのエリーことクリスティーナ・リッチ。広すぎなおでこを更に強調するような髪形にせんでもwけど目は大きく、牧瀬理穂のような風貌はやはり美しい。けど美しさと強さばかりが目立ち、ヒロインとしての恐怖を演じるには弱かったかな。つか恋人であったはずのジェイクに最後遭って抱きしめたかと思ったら次の瞬間殺意抱いてるしwジェイクもわからんわな。ほっとけば狼男になったのに、俺を殺せとか言ってわざわざ殺されに行くし(ノ∀`)
結局発端であるジェイクがなぜ狼男になったのかが知りたかったな
次に弟のジミー。いかにもオタク少年という感じ。まあ得てして美女の弟役ってのはこういう三枚目系なんだが、こいつがどうも物足りない
ボーとかいうゲイ野郎もわけわからんw散々人をホモ扱いしてたのは、自分がそうだったからかよwつかミラーと付き合ってたんじゃないの?最後ジミーにキスされてもなんかちょっと恥ずかしそうにしてるだけだしwいいんかい

噛まれると感染するというよくある仕組みから、狼男がドンドン広がったりとかありそうな展開になるのかと思いきや、結局あの兄弟の間だけで落ち着いちゃってるし
ジェイクは殺さなきゃいけないほどの悪人だったんかいという変な後ろめたさを残しながら、中途半端なまま幕を閉じます
肝心の狼男への描写は、手の平の傷とか断片的な片鱗ばかりでちっとも物足りないが、狼男にリアルで変身するシーンが一つあり、それはなかなか魅せてくれたのが唯一の救い