ツールボックス・マーダー

悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー監督によるサスペンス風味も若干ある猟奇的ホラー。まあ例えるならジェイソンもののホラーという感じ。どうもホラーとなるとどれもこれもジェイソンもののワンパターンになってしまうようだ
前半は静かに、その奇妙なアパートの謎と次々と殺されて消えていく住人達。ここらへん、犯人は誰なのか?というサスペンス的要素もあったかのように思えた
だが後半でそれが間違いだとわかる。犯人はラスマンという元々ここにひっそり隠れるように住んでいた奴で、棺桶の中つまり死から生まれてきたのだという。死んだ母親を弔う火葬の火の中から生まれてきたから、生まれつき人目にできない包帯だらけの顔で、人の顔が硫酸で溶かされていくことに快感を覚えるんだろうな。ホントジェイソンと同じパターンw
そしてみななぜかあっという間にこいつに殺されてしまう。何がそんなに強いのか?力が強い?あまりにやられすぎの気もする。まあこいつがジェイソン並みに不死身ってのもある。どんなに強く打ち殺しても、首を吊っても銃で撃ってもなぜかするりと逃げてどこかで生きている。やっぱこういうのは死んじゃいけないっていう美学でもあるんだろうか。続編がないなら殺して欲しかったなあ。続編があるかのように思えてしまう(もうええわって感じ)
あとどうせなら呪文も発動して欲しかった。マークを揃えて、呪文が発動して、それが奴を地獄に送り込む最後に止めを刺すための切り札みたいな
あとホラーだからしょうがないのかもしれんが、全体的に照明が暗すぎ。何であのアパートの部屋の中あんな暗いの?ちゃんと電気点けろよ('A`)
ネルも怯えてるのはわかるが、言葉にならないくらい嗚咽を繰り返して最後のほうはいい加減イライラしてくる
まあとにかく後半がグロいっす。グロすぎます。数々の死体、グロすぎる惨殺。チェーンソーは当たり前、顔半分で切らんでもwあまりにグロすぎてちょっと気持ち悪くなるね。心臓悪い人は吐き気も多少催すかも