CUBE

正直、わけわからんw
のっけから立方体(キューブ)に閉じ込められている男から入り、好奇心と疑問を引き込む導入になっている。つまりトップダウン式に段階を追っていくのではく、まずいきなり状態を見せてからその要因に迫っていくというボトムアップ式アプローチ
自分としては、すべての辻褄が論理的に説明されないと納得できないたちで、中途半端なまま疑問のまま終わるのは釈然としない性質なので、総合的には△
けど常に緊迫感があり、トラップで殺されるあたりはバイオハザード、登場人物に意味があるのかと思わせる法則性があるところはアイデンティティに似たサスペンス性がある
結果はどうでもよい、途中過程が面白ければおkという人にはお薦めかも

このキューブの意味するところは、怖いのは建物やその仕掛けではなく、窮地に追い込まれた人間の本能だというところか
ものすごく人間性あふれる作品となっている
・障害者(カザン)
あの障害者は最後に、実は障害者の振りをしていたキレル人、という設定かなというのを想定していたのだが、ただ因数を即答できるという特徴を持つだけの障害者だった。つかあの程度の三桁の数字の因数なら暗算でできるような気も・・天文学的数字ってんな大げさなw
・警察官のクエンティン
当初はリーダー役で、シッカリした警官に見えたが、次第に本能を剥き出しにし、いかれて逝く・・
・数学を専攻する女レヴン
あの程度は算数ですw素数か否か、空間図形の3次元座標、座標から場所(何階の何番目の部屋。これは1フロアの部屋数で割った商と余りから解析可能)程度はちょっと数学かじってれば誰でもできますw
ただ法則性から結論を導き出す力はさすがかも
・中年の女医ハロウェイ
常時感情剥き出しのヒステリー女で気に食わない。正直、早く死んでくれと思った
・建造物の外壁だけを設計させられたワース
何気に主役。冷静で実は一番頼りになる人。素数じゃないのにトラップがあるとわかっていた仕草の意味はいまだ不明

外の様子が光だけでわからなかったのがいまいち
建物の存在意義もほしかった。例えば人間がここからどのくらいで脱出できるかの実験という意味だったとか
あと建物の中に連れてこられるまでの過程を各自が誰も覚えてなさ気なのが疑問
世にも奇妙な物語のように意味不明のまま終わりますw