猿の惑星:創世記(ジェネシス)

サルの惑星っていうからてっきりまた猿だけの惑星に不時着するのかと思ったら、舞台は普通に地球。つまり猿たちが地球を征服するが如く猿の惑星のように振舞うから?まあそこまで言うと大げさで、ただ独立目指して暴れてただけのように見えるが
と思ったら勘違いしてて、創世記ということで言わばエピソード1みたいな感じ?なるほど、これが猿の惑星になる始まりだったということね
やはり早めに猿殺しとくべきだったか(ノ∀`)

なぜ人類の文明は滅び、類人猿が支配者となったのか?
猿の惑星』の起源に迫る超大作!

猿の動きがリアルすぎるんだがやはり全部CGなんだろうか?
表情見ててたまにむかつくことがあるw 目が完全に人間の目だもんな
なんでもシーザーの動きと感情を体現したのは、『LotR』のゴラム、キングコングを演じたアンディ・サーキスという人らしい。もう猿を演じさせたらプロだな

主演は『スパイダーマン』などで御馴染みのジェームズ・フランコ
紅一点のキャロラインの存在感が薄すぎる。取って付けたように獣医病院で出会ったと思ったらいきなり食事に誘うという急展開w
しっかしハリポタのドラコ・マルフォイの人が見事な鬼畜っぷりの飼育員を演じてるのはワロタw 奴はああいう意地悪な役しか似合わないだろうな
もう一人の奴の顔が猿すぎてワロタw けど彼は基本的に猿に優しかったから閉じ込められた程度で済んだ

観ていて展開的に『スプライス』を思い出した
てっきりシーザーはもういい大人だし、発情してメスザルとの熱いラブロマンスでもあるのかと思った。ウィルとキャロラインの熱々振りを見て自分もとかそういう展開があると思ってたが、まったくなくてビックリ

猿たちだけのシーンがあっていまいち分からないところがある。要は、シーザーが群れのボスに君臨するために色々やってたってこと?
シーザーも脱走するだけならいつでもできたろうに。あくまで仲間を思いやり、仲間をどう助け出すかということしか考えていない

彼らは決して人を殺さない(やみたいな悪人は別だが)殺そうとするとリーダーのが止める。だからは本当にいい子なんだよね。

一番のクライマックスであり、見応えあるシーンが鉄橋での警察との攻防戦。古代戦争映画張りの見事な巧みな戦略で銃を待ち構えていた人間たちを翻す。お見事としか言いようがない。もはや人間を完全に超えた頭脳
まあでも当初は見事に奇襲で混乱させられるが、冷静に考えると人類が真剣になればサルの楽園まで追いかけて虐殺することも可能だろう
最後仲間と暮らしたいだけなんだから行かせてあげればいいのに
ウィルも「こんなことはやめるんだ、一緒に家に帰ろう」って言っても彼らはただ野で暮らしたいだけだし
シーザーが耳元で「is home(は家にいる)」と言った時、が慌てたようにYesと答えたのはワロタw びびりすぎ

猿が見ていてかわいいときもあり、むかつくときもあり、なかなか複雑な心境
まあ猿の惑星シリーズが好きな人なら観ても面白いと思う

http://www.foxmovies.jp/saruwaku/