パブリック・エネミーズ

1933年の恐慌時代のアメリカを舞台に、社会の敵(パブリック・エネミー)No.1と呼ばれた犯罪者ジョン・デリンジャーとFBIとの戦いを描くクライムサスペンス。2009年アメリ
伝説のアウトロージョン・デリンジャーと、彼が愛した運命の女性ビリーとのスリリングな逃亡劇を描いた愛の物語

ジョニー・デップVSクリスチャン・ベールみたいな構図を作り出し、最高級の注目を集めたのはさすが!だが自分は犯罪者のはずのデップ様を応援してしまう
「アリス」といい最近仮装作品続きのジョニー・デップの久しぶりの素顔。M字部分の後退が気になるw まあもう47だもんな
ジョヴァンニ・リビシは「アバター」に続き最近なぜか強面系の悪い役が多い?自身は童貞っぽいヘナチョコ系の顔なのに
そしてデリンジャーのガールフレンド役として俺の好きなリーリー・ソビエスキーちゃんも出ている

デリンジャーにはポリシーがある。金持ちからしか盗まない。現に銀行強盗のシーンで、しがない銀行員が出した個人の金には見向きもしなかった。狙いは銀行の金だけだと。このあたりに美学を感じ、ただの悪ではないカリスマ性を感じさせる。だから悪い奴だと思っていてもついつい応援し、感情移入してしまう

ビリーの口説き方がデリンジャー独特で面白い。強引だがそれは無理矢理というより積極的魅力的な強引さだ。ビリーの女心がころころ変わる様が面白い。最初は銀行強盗の女なんかになる気はなかったのに

この手のクライムものって見るのが辛いんだよね。最後には捕まるバッドエンドになるのが分かっているから

最後は予想通りのバッドエンド。死に様もすごかった。捕まえるなんて生易しいもんじゃなく、問答無用に撃ち殺すとは酷すぎる。最後にビリーに残した言葉「バイバイ ブラックバード」とはどういう意味?歌みたいだが
結局最後は仲間に裏切られて あんなおばさんさっさと殺せばよかった。それかさっさと国外へ逃げればよかったのに、のん気に映画なんか観てるから

ラストに出てきた年老いた捜査官はよかった。デリンジャーから聞いた最後の言葉をあんな風に伝えるなんて。女を泣かせるのがうまい。パーヴィス捜査官に聞かれたときはすっとぼけてたくせに

後で分かったんだが、どうも実話を基にしているらしい。こんなすごい大泥棒が実在していたとは。31歳で死亡している。やはり短命だこんな人生

ジョニー・デップの素顔が存分に見れるので、最近仮装続きでたまには素顔を見たいと思っているファンにお勧め

http://www.public-enemy1.com/