第9地区

8月14日全米公開になったこの夏の最高傑作!エイリアンSF映画。原題『District 9』

最初はインタビューとかあってドキュメンタリータッチな展開で多少ガッカリしたが、それも最初だけで徐々に緊迫感を増していく
しかしあの8ミリで至近距離で撮ったようなアングルはなんとかならんのか・・普通に撮ってほしかった

どんどん引き込まれていき、あっという間の111分だった
いや本当によくできている。もし本当に宇宙人がいたらこんな感じなのかなと。なぜ英語を理解しているのかは不明だが、長いことその居住に留まることで自然に覚えたんだとしておこう

一人の人間が感染していく様を描いており、なかなかに怖い
しかしなんで左腕だけエイリアン化してて右腕がなかなか変形しないんだよ(ノ∀`)

エイリアン隔離地区「District 9」というのを設けているんだが、なんでさっさとミサイルなりなんなりで殺さないんだろうと不思議でしょうがない。それとも人類の未来や研究のために殺したくないという人間の欲か

普通なら
エイリアン→気持ち悪い→殺しちゃえ
となるんだが、なぜか必死に保護しようとするから見ていて歯がゆい
しかも一人一人のご自宅?に訪問して「立ち退き命令」って(ノ∀`)正気かよ

この主人公のMNUの現場諜報員マルカスが非常にむかつく。あまりにエイリアン側過ぎるのだ
感染前も、さっさと殺せばいいのに異常なまでに紳士的に接し、挙句はエイリアンとともに人間たちをどんどん殺していく有様。最後アムロのごとくロボットに乗っかって操縦するのは調子乗りすぎw

まあエイリアンはさっさと星に帰ってもらうのが地球のためにも最もよいので、脱出を妨害することはない
だが実験に利用されているとわかったクリストファーの怒りは表情が分からないので想像を絶するだろう。エイリアンは表情が分からないので、決して怒らず常に冷静沈着のように感じる
そして意味深に何度も繰り返される「3年後に帰ってくる」というセリフ・・

これは次回作が3年後に期待され、マルカスもどこかでエイリアンになりつつも生きていたという展開が予想できるヽ(`∀´)ノ

http://d-9.gaga.ne.jp/