7つの贈り物

無償で見知らぬ他人に臓器を提供するなど、なぜ親切にしているのか不思議な男の話。2008年アメリカの心温まる感動のヒューマン・ドラマ

不思議な主人公ベン・トーマスを演じるのはウィル・スミス。「幸せのちから」を初め最近ってこの手の作品多いな
彼の恋のお相手役を務めるのがロザリオ・ドーソン(29歳)。他にウディ・ハレルソンバリー・ペッパー、マイケル・イーリーといった豪華陣が脇を固める
今回のロザリオ・ドーソンはやけに綺麗に見えた。にしても彼女まだ20代なのね

冒頭からしてこの主人公は最後には死ぬいや死ぬ気なんだろうというのは見て取れる。そこに行くまでの経緯・理由をジックリ探っていく感じ

わかりにくいベンの真意だが、推測すると交通事故で7人殺してしまったので、その罪滅ぼしに他のまったく他人の7人救おうっこと。そしてそれに値するか、実際に会っていい人かどうかチェック。でも難しいよねそんなんすぐわかるわけないし
そのために弟の身分証をパクりIRS職員を偽って7人に近づいた

悲しいことにこんな世の中だからこんな人まずいないし、こんな世の中に実際こんな人がいたら気味悪いな。何か裏があるんではないかと勘ぐってしまう
確かに人に親切にするのは気持ちいいんだがベンの場合は度が過ぎる
エミリーに対してはもう半分ストーカー染みてるw ちょっとやり過ぎかもと思うほど

あの家族に関しては臓器を提供しているわけではなく、家を与えているんだな
しかし心臓はよく適合したなあ。そこまで事前に調べたんだろうか
エミリーとエズラが最後に選ばれたのは、さすがに心臓と目は最後に取っておかないとってことだろうね

ラストはあまりに感動的かつ悲しい結末に泣いた。ロザリオ・ドーソンの涙に連られた

たまにはこういう複雑な人間性と命の尊さを温かく繊細な作品もいいね

http://www.sonypictures.jp/movies/sevenpounds/