アメリカン・ギャングスター

1970年代のニューヨークを舞台に実在した伝説のギャング、フランク・ルーカスという実在の人物を基にしたヘロインを巡るクライム・サスペンス
2007年のアメリカの作品。日本公開は2008年2月1日(金)

2時間半にも及ぶ壮絶な超大作

影の麻薬王VS正義の刑事。これをデンゼル・ワシントンラッセル・クロウの二大共演で送る
逆でもよかったかなあ。デンゼル・ワシントンが正義役で、ラッセル・クロウ麻薬王。そっちのが合ってるかも。ラッセル・クロウってどっちかってとヒーロー役が似合うのか?
何と言ってもデンゼル・ワシントンラッセル・クロウの一騎打ちが見物。二人の対面の瞬間が楽しみで、今か今かと待ち構えていたが、対面を果たすのが最後の逮捕のというのが残念

その他のキャストは、「トゥモロー・ワールド」でお馴染みのキウェテル・イジョフォー
フランクの美女妻エヴァを演じるのは、本当にプエルトリコ人のライマリ・ナダル(29)
悪徳刑事トルーポを演じるのは、悪役鹿に合わないジョシュ・ブローリン
トルーポが一番むかつく。てか特別ってこいつが一番汚職に手を染めてたのかよ

登場人物てかファミリーが多すぎて名前を覚えきれないw

それにしてもフランクの母親は自分の息子が麻薬を売って大儲けしていることを知っていたのだろうか。そのおかげで自分があんな豪華な生活をできることも。普通親ならそんなこと止めさせるように言うべきだと思うが、ここら辺が普通の常識となんか違う

弁護士や警官連邦捜査官など広い範囲での汚職。それだけ金の力はすごいということ
ただ一人屈しなかった男がいる。それがリッチー

デンゼル・ワシントンが好きなせいか思いっきりフランクに感情移入してしまい、むしろ捕まえようとするリッチーがむかついた

70年の刑期か。短期間の膨大な贅沢や暮らしを代償に、これは重い。一番得だったのが、麻薬に一切タッチしていない妻か。おいしい蜜だけ吸って逃げることができた。母と妻だけは悪に染めさせず、大事にしていたフランクの優しさのおかげだろう
財産から250万ドルもの没収された 大規模な家族ぐるみの犯行ってんだから

エンドロールの一番最後に、フランクが誰かを撃つシーンがあるが?

ファミリーとかギャングとか「ゴッド・ファーザー」を彷彿させるこの作品。大人の男が一人で楽しむのにもってこいの名作といえよう

http://americangangster.jp/