未来世紀ブラジル

1985年と今から20年も前のどこかおバカでとんちんかんなイギリス映画
テリー・ギリアム監督のブラックなイマジネーションに満ち溢れた壮大なSF

剥き出しになったダクトやチューブ、飛び交う書類が特徴的
乗り物も変だし音も変。電話の音とかチャイムの音とか
情報省だの情報剥奪局だの近代的そうに見えて、やってることはえらい古いコンピュータでワープロ打ってるだけ。だって伝達手段がメールじゃなく、ダクトを通した小包なんだもん(ノ∀`) 変なところが原始的なんだよね

とにかく主人公サムが普通のオッサンすぎてかっこ悪い。髪もだいぶ来てて薄いし(以降、若ハゲと呼ぶ)
この若ハゲが普段妄想していた美女にソックリの女性ジルを見つけ、ストーカーの如く追いすがる。そのしつこさはゾンビ映画のゾンビやジェイソンも真っ青。隣にいてウザイのでトラックから突き飛ばしても、僕は死にましぇーんが如くトラックにへばりついてやがる。キモすぎ。さっさと死ね(ノ∀`)
最初は嫌がっていたジルもなぜ突然サムに靡くようになってしまう。あっさりやらせてしまうのも尺だ

この主人公頭悪いし仕事に対する姿勢もいい加減で遊び半分。とてもじゃないが感情移入できない。おまけになぜか2時間20分と異常に長い映画なので、2時間に渡ってこいつの気持ち悪い顔を見続けなきゃならないこの苦痛

サムとジルに共通して言えることは、ズラをかぶればもう少しましになるということw サムの若ハゲをカモフラージュできるし、短髪のジルはなんというか、エイリアンと一人戦う女戦士みたいでとても女を感じない。ところがロングの金髪のカツラをつけたジルは金髪美女に早変わり!

結局タトルはいい人だったんだなあ

後半はあまりに夢オチみたいなおかしな現象ばかり続くなと思ったら、予想通り夢というオチw 拷問椅子に座らされてからずっと夢を見ていたということらしい。てことはやっぱジルも死んじゃったということでバッドエンド?
つかもうここまで来ると正直もうどうでもえーわ!w

なんか結構話題の作品みたいだけど全体的に無理。特に若ハゲが気持ち悪くてしょうがなかった

http://homepage2.nifty.com/e-tedukuri/BRAZIL.htm