ウィッカーマン（原題）

少女失踪事件を解決すべく孤島にやってきた刑事を中心に描くなんとも摩訶不思議なホラー・サスペンス
1997年のイギリス作品のリメイク。今回はミステリー風味に仕上がっている。2006年のアメリカの作品

どことなく「ヴィレッジ」を髣髴させる内容が薄く中身のない不思議なミステリー

主演はまたまたニコラス刑事ｗ

「ウィッカーマン」とは巨大枝編み人形の意。最後あんな大掛かりなセットが登場し、見事に焼き尽くします
昔は人形に生贄を入れて焼いて収穫祭だとか人の命をなんとも思わない犯罪や迷信が当たり前に行われてたんだな

綺麗な女の人がたくさん出てくる。その中でも一番のお気に入りは店で働いてるあの女の子。先生もいい！ウィローは人妻で常に悲壮感漂ってるけど綺麗
てかこの島女ばっかで男ほとんどいないんだけどなぜ？

なぜか少女の行方を誰も知らない。焼かれるだの死んでないだの存在しないだの。ウィローも肝心なこと言わず、何か隠してるようだし
いったいどんな謎、結末が待っているのかと前半はtkwkが止まらなかった

で開けてビックリ。みんなグルだった！シスターはもちろんウィローでさえも。エーロンも見事な演技だったとか言われてるし。おまえのために散々血眼になって探してやったんだぞヽ(`Д´#)ﾉ　なのにあんな仕打ちあまりに酷すぎる

でもウィローはどこか後ろめたさを感じているようで表情から悲壮感が消えない。ウィローがどこかでエドワードを助け出してくれるんじゃないかと期待してたんだが
なぜエドワードを選んだのか、ウィローの心理描写がいまいちだった。捨てた男にまだこんな仕打ちをするか。こんな刑事一人のためにみんなでわざわざこんな大掛かりな小細工をする必要があるのか

てか生贄にこんなくたびれたおっさんでいいのｗ　たいがい綺麗な処女とかなんじゃないの

あのラストは腑に落ちない。主人公が死ぬだけの結末とはあまりに寂しすぎる。まだ何かあるんじゃないかと必死にエンドロールを追ってたが結局何もなし。なんともやり切れない消化不良の後味の悪いラストだった

一番の疑問は、冒頭での交通事故の少女。あれって服装とかもエーロンそっくりだけど、あれがエーロンてオチじゃなかったの？あの母親らしき人がさらった人で。何度もエドワードの回想で意味深に出てくるからてっきり最後にそこにつながるのかと思ってた