バーディ

鳥になることを夢見る青年と彼を見守る物好きな男同士の友情と愛憎を描くヒューマンドラマ。1984年のアメリカの映画

主演はニコラス・ケイジとマシュー・モディン
23年前の映画だけあってニコラス・ケイジが若いw当時なんと二十歳!髪の毛フサフサしててなんかかっこいい(ノ∀`)彼にもこんなやんちゃな時代があったんだなあ
すぐ裸になったりとバーディ役のマシュー・モディンの体当たりの演技がすごい。本当に障害者みたいに見えたし

この映画の基本構成が、現在の病院の中にいる二人と、過去の回想が交互に描かれるというもの。現在はほとんど動きがないので、過去の回想だけでよかった気も

この作品の特徴はなんといってもバーディに尽きるだろう
バーディは変わった男だ。鳥大好き人間で社交性がない。カナリヤをかわいがるのはいいことなんだが
あのカナリヤかわいかったなあ。黒くてつぶらな目がいい
バーディは得な性格だ。自分から求めなくても勝手に友達や女が寄って来る。本人は鳥にしか興味のない鳥人間だというのに
アルも自分とは水と油の存在のようなバーディによく近付いたな

アルの包帯の下が気になる。本当に元に戻らない化け物みたいな顔になってしまったのか
看護婦が包帯ぐるぐる巻きの化け物みたいな患者に抱かれようとするわけないと思うんだが

彼らの、どうせ外でなんか生きていけないから狂った振りをしてずっとここにいようというセリフに同情した。アルは包帯、バーディは鳥人間。二人とももう外では白目で見られる。あの電車の中で少女がチラチラ見てたシーンが印象的だ。もっとも日本では包帯してなくてもチラチラ見られるがw

博士の前だと話そうとしない卑怯なバーディ。つかアル少しは黙れよ。お前が立て続けにしゃべるから・・バーディに話すタイミング与えたれよ(ノ∀`)

ラストになってやっと動きがあったなと思ったら意味不明なオチ
結局二人の体と心の傷の原因がいまいち不明確だったが、まあ戦争の影響ということだろう

正直暇つぶしにしかならない。2時間の割には中身が薄いかな