恋はデジャ・ブ

今日が繰り返され、毎日がエブリディ?というよくあるテーマのラブコメディ。1993年のアメリカの作品

主演はビル・マーレー。まさに適役。彼のキョトンとした半ば開き直ったような表情が、フィルの気持ちを表すのに非常に合っている
そのお相手役にアンディ・マクダウェル。結構な歳だけど綺麗な人だ

小さな町パンクスタウニーで聖燭祭が行われるという2月2日のサイクルからなかなか抜け出せない

テンポが早く、とんとん拍子で進んでいくのがいい。手っ取り早いというか

注文するカクテルが違った瞬間また次の日の同じ場面に切り替わったシーンはもう最高w
しかし実際あそこまで価値観とか合わせないといけないなんて大変だな。ずっと相手に媚びてて自分が出せない気がする

やたらと食事のシーンが多く、そっちの方に目が行ってしまった。爽やかなブレックファーストにおいしそうなコーヒー。特にドーナツやケーキの山は甘党の自分には堪らない光景。当のビル・マーレーはサンドイッチにしか手出さなかったがw

フィルがリタに、夜明けを前に自分が目の前で消えると言っていたが、ふと思ったんだが、そうやってフィルと1日を過ごした人たちはどうなるんだろうか。次の日になったらフィルがいなくなってるわけで・・

リスの一種のウッドチャックがなかなかカワユス

もし本当に同じ毎日が繰り返されたら・・人間の心理として取る行動は二つしかない。前向きに生きるかやけになるか
ここらへんその人の性格が出るなwだって悪い事してもいい事しても同じ一日で次の日にはまた元通りなんだもん
フィルはそのどっちもやった。自殺も図ったしいろんな今日を過ごした。いろんなことを試して試してやりつくした。それでも何も変わらない
だが最後のほうのフィルは完全に前向きで、誰のためでもない、町の人のために尽くして尽くして尽くしまくった。まるで何年もその町にいるような物知り博士、町の人々に愛される最高の男になった

結局リタをものにするのに半年かかったってことかあ

ただどうしてデジャブが直ったのかまったく説明や根拠がないのが気に入らない。まあおそらくフィルがそれまでの高慢ぶりを改心し、リタの心が初めて本当にフィルに傾き、一夜をともにしたから?ということだろうか

まあなかなかホッとさせられる楽しい作品だったかな

もし今日が毎日繰り返されたら、あなたはどう過ごしますか?