クィ−ン

正直最初から最後まで退屈だった・・
一見女王を中心とした映画なのかと思ったら、なんてことはない、今更になってダイアナ妃を偲ぶ作品。ダイアナとエリザベス女王の間に確実に存在した確執をはじめて描いた2007年のイギリスの作品
舞台は10年前の1997年のイギリス

主演のエリザベス女王役にヘレン・ミレン。こんなおばあちゃんが主演じゃビジュアル的にどうしても物足りなさは否めない
にしても何より気になったのが、ヘレン・ミレンより首相役のマイケル・シーン。まずとても首相という品格や雰囲気がない。威厳をまったく感じられない。それに見ているうちにこの妖怪染みた顔が気になってしょうがない。見事なまでもM字形ハゲに加え、猪のようなフックでも付けてるんじゃないかって鼻。「アンダーワールド」の吸血鬼役がお似合いだ

しかしこうしてダイアナ妃を振り返ってみると改めて綺麗で魅力的な人だと思う。品格がある。本当に惜しい人を亡くしたもんだ

このイギリスのダイアナ妃みたいな王室との確執は、日本で言う雅子様と皇室の関係みたいなもんかな

“民衆のプリンセス”とは、元皇太子妃でありながら民間人になっても英雄的存在であり続けたダイアナを的確に表した実にうまい表現だ

結局女王としてどこまでプライドや尊厳を保てるかという苦悩も描いている。国民のために何でも首相の言うことをハイハイ聞いてるようではただの従ってるだけの部下。いずれなめられてしまう
女王は普段犬を連れていたり、狩人に射殺された鹿を嘆き悲しんだりと本当に動物好きなんだな

フィリップ殿下の女子高生みたいな服装が見ていて痛々しかったのは自分だけだろうか。いやイギリスでそういう文化があるというのは知っているのだが、どうしてもじーさんの女子高生コスプレにしか見えんのよ(ノ∀`)

とりあえず王室に興味のある年配のおじさんおばさんがジックリ感慨に深けて見るという映画

http://queen-movie.jp/