パンズ・ラビリンス

2006年のメキシコ映画。日本ではまだ未公開で、2007年秋恵比寿ガーデンシネマほか全国にて公開

舞台は1944年の内戦中のスペイン。敵方の独裁主義の大尉と母が再婚したことで、その義父から逃れることを願う少女が、ふとしたことから迷い込んだ迷宮でパンという名の守護神と出会い、三つの試練を与えられる、というホラーファンタジー

最初チラッと見たときにはLoTRのようなファンタジーもののような気がしたんだが、終わってみるとただ鬼の大尉と少女くらいしか印象に残らなかった。そういう幻想ファンタジーものを期待していた人には期待はずれ

悪の親玉である大佐を、かっこいい正義の主人公がバッサリ切り捨てて退治してくれる、という鮮やかな展開を期待している人には多少ガッカリ
最後まで憎き大佐との小さな反抗、戦いで終始してた気がする

結局オフェリアが王女の生まれ変わりってことなんだろうけど、そんなに大したことしてない気がする。で、最後死にかけてたときに見たあれは何なんだ?夢?それとも次にオフェリアがいく世界を垣間見ている?

メキシコの作品ということでそれほど期待してなかったんだが、結果的にやっぱりなあという出来でした

http://www.panslabyrinth.jp/