世界一速いインディアン

あの「羊たちの沈黙」で変態的な味を魅せたアンソニー・ホプキンスが、今度は純粋なバイク好きの初老を演じる
インディアンといってもあのインディアンではなく、バイクの名前であり、バイクバカのお話です

正直、ストーリーはあまりにベタで平凡。オチも分かってたとおりだし、途中の旅先での出会いとかまるで電波少年みたい。あまりに展開がなさすぎてドキュメンタリーを見ているよう
まあそれもそのはずで、どうやら今から40年以上も前の1960年代、ニュージーランドの片田舎からインディアンを船に積み、自分もその船でコックの仕事をしながら旅費を稼いでアメリユタ州ボンネビルへ挑戦し、インディアンモーターサイクルで206mphを記録したバートバート・モンローという、60歳のレーサーの話を基にしているらしい

ビルのところに無邪気に遊びに来る隣家の少年は、かわいいというよりすごく賢くてシッカリしてそうな子だったな

車の後ろにバイク牽引するくらいならバイクのまま移動すればいいのにと思ったのは自分だけかw

それにしてもビルの人望は見ていて本当に羨ましい。どこに行っても誰にあっても友達になり、おばあちゃんともしっかりすることしてるしw

ビデオカメラ回してる子がめちゃめちゃかわいかった(;´Д`) 向こうでああいう美しさと日本的なかわいさを兼ね揃えてる子はそうはいない。ど真ん中ストライクゾーンドンピシャの最高の子だった

最後新記録作るのはわかってたが、その拍子に転倒して大怪我で死んでしまうんじゃないかと心配した。なにせあのほとんど無準備の状態だからいつ何があってもおかしくない。重心を後ろにするための鉛の板も火傷止めの布も外してあまりに無防備すぎ

内容の退屈感は否めないが、好きにはお勧め。何もかも投げ捨てて男の夢を成し遂げようとする素敵な男のロマンをとくとお試しあれ!