博士の愛した数式

80分しか記憶できないという障害を持つ数学博士とその家政婦+息子との愛?を描いたヒューマンドラマ。2005年の邦画
タイトルからして数学の知識がないと付いていけないと思いがちだが、そこはちゃんと邦画定番の吉岡秀隆が中学校の先生役として登場して解説してくれるので、数学の知識がなくとも十分楽しめる内容

主演の博士役に寺尾聰、家政婦に深津絵里、その息子√が大人になった教師役として吉岡秀隆
寺尾聰は相変わらず好演です。素晴らしい
すみれさんのイメージと違いすぎる深津絵里がまたおかしいwな〜にかわい子ぶってんだよ!w
未亡人って浅丘ルリ子だったのかよw化粧濃すぎてわかんなかったw

またこの手のネタかよ。記憶が持たないシリーズってよく流行るなあ。みんな「101回目」のパクリなんだけどねw
80分じゃ1日の終わり頃にはもうほとんど忘れてんじゃん。でも見る限り少なくとも1日中は記憶ありそうな感じだったが。そこら辺の突っ込みどころは追いとくとしても、せめて1日記憶もたせてやればよかったのに

出てきた用語だけでも「素数」「階乗」「友愛数」「完全数」とホント勉強になりそう
で、タイトルの数式だが、オイラーの公式「e^πi+1=0」というもの
つかあれが中学生に教える内容かよw高度すぎ

1日がまた24の階乗から始まるので、昨日のあんな感動的なことを覚えていないのかという残念さと溜息。つかちゃっかり電話番号まで聞いてんじゃねーよw
この博士どんな数字答えても感動するんだな(ノ∀`)

それにしても気になるのが博士と家政婦の間に芽生えてる気持ち。博士は記憶がないので何もないだろうが、家政婦は博士にどういう気持ちだったのだろうか
博士と未亡人の間にも何か気持ちが芽生えてるのでは?ただのボケ老人の博士なのに妙な魅力を持っている
そこら辺を曖昧にしているところが逆にいい。この映画の主人公はあくまで博士=数学であり、そこに愛だの恋だのといったものを取り入れる必要は無い

数学好きな人にはもちろん、そうでない人でも数学の面白さを見出せそうな内容です

「君の靴のサイズはいくつかね?4の階乗か。実に潔い数字だ。」

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