ユナイテッド93

2001年9月11日という比較的最近に起きた4機のハイジャック事件のうち、目標に到達しなかった1機を基にしたドキュメンタリー・タッチの映画
あくまで事実を基にしたドキュメンタリーなので、とにかく面白味がない
飛行機の揺れなどリアリティを出すためか、8ミリで撮ったような揺れを感じる。有名どころは一切出ていないマイナーキャストの低予算映画。音楽一切なし。終始違和感を感じる
だが特筆すべきは、あくまでリアリティを出すために、乗客を選定し、実際の飛行機の中で撮影したというところ

だがとにかく退屈。センターの慌しさで事の重大性を伝えようとしているが、臨場感なさすぎでまったく緊張感がない。まさしく本当に起きてるように演技してるって感じ
あそこだけでハイジャックされたなんて騒がれても、実際に機内の様子を写してくれないとねえ
で、やっと機内の様子になったとしてもまだ何もしない。ようやくラスト20分くらいになって重い腰を上げたように事を起こす
遅すぎ。本当に面白かったのはラスト10分の乗客の反撃だけ。もちろんヒーローなどいない。セガールのような無敵な存在もいないw
だが反撃が遅すぎてに到着する頃にはもう墜落w もっと早く事を起こしてろって感じ
というか単にあのまま何もなく終わらせたらつまらないので、あえて乗客の反撃シーンを入れただけって感じ
テロリストにしてはあまり怖くなかったような。まあテロリストと言ってもみんなが強面とは限らないし、そのほうが現実的なのか

もっと時間短くして最後のほうだけクローズアップすればいんじゃね?
前半というかラスト20分以外は同じことの繰り返しでつまらんよ('A`)

象徴的だったのは、間もなく自分たちが死ぬ直面したときに、みな家族や愛する人たちにひたすら「I love you」と電話していたこと。ここらへんにアメリカの文化が出ている。日本じゃあんなことしないかも

テロリストで印象に残ってるのが、操縦してたあのケツ顎w
あの金髪のスチュワーデスラブ♪

それにしても何という悲しい痛ましい末路だ。外部からでは制御できない。止めようがない。内部から勇敢に立ち向かって自分たちで止めるしかないのだ

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