ヴェニスの商人

シェイクスピア劇として知られる「ヴェニスの商人」初の映画化となるヒューマンドラマ
2004年のアメリカの作品。大好きな名優アル・パチーノ主演作品で久々にパチーノ様が見れるということで借りてきますたヽ(゚∀゚)ノ 今回のアル・パチーノは憎たらしい役立ったが、やはりその演技力は秀逸
16世紀のヴェニスが舞台なだけあって、ユダヤ人に対する迫害などが背景にあり、最初は多少堅苦しそうなイメージがあった

ポーシャ役のリン・コリンズは美しさという点でいまいちだったような
アントーニオとバッサーニオはホモなんじゃないかってくらい関係が怪しい

前半の婿探しは少々退屈な内容だった(あんなの一番ボロい箱が正解に決まってんだろ)が、特筆すべきはやはり後半のクライマックスとなるシャイロックと裁判官のやり取りとなる人肉裁判。ここでアル・パチーノがその名優振りを大発揮する
おいおいこのままでいいのかよ(;´・A・)つ いくら人肉裁判とはいえそんなグロいシーンは見せないはず、刺す瞬間にポーシャがなんとかしてくれるはず!
と思ったら見事に期待通りの大逆転劇ヽ(`∀´)ノ
それにしても「血を出さずに肉1ポンド切り取れ」とか「1ポンドをちょっとでもずれたらダメだ」とか屁理屈だな(ノ∀`) そんなの無理に決まってるじゃんwよくそんな法学博士の無理な要求が通ったな。つかポーシャが変装しただけの法学博士を誰も見抜けないのが不思議。特に身近なバサーニオはなんで気付かないんだよw

最後の演出というか仕掛けはなんとなく見ていて歯がゆく、気分のいいものではなかった
お礼はいいと言ってるんだから立ち去らせてやればいいものを、いつまでもしつこくしがみついて強制的に物を差し出そうとするもんだから、ポーシャも指輪をもらおうと意地悪をする。バサーニオも断ればいいのに、すでに立ち去った法学博士に意地でも指輪を渡そうとする執念がマジ意味不明
ポーシャはなんであんな意地悪したんだろうなあ。おそらくバサーニオは友人のためなら妻をくれてやってもいい、ソラーニオはシャイロックの改心のためなら妻の命を差し出しても言いなんていったからかな。こいつらホントバカすぎ(ノ∀`)
ポーシャが最後に正直に真実を打ち明けたのは意外。あとになって公になったら大変だし、イタズラに対して夫の怒りを買うかもしれない。俺なら黙ってるけど

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