ふたりにクギづけ

グギ付けというのを物理的にも表した巧いタイトル。そう、これは生まれる前から体の一部（腰）が結合してしまった双子のストーリー。といっても実話じゃなさそう。実話の方は脳の一部を共有してしまっているから、可能性のかなり低い分離手術をした後に二人とも亡くなってしまったというかなり悲しい
この双子を、マット・デイモンとグレッグ・キニアが演じる。このマット・デイモンがまた情けなくかっこ悪い(ﾉ∀`)「オーシャンズ12」のときもそうだが、もしやマット・デイモンはこういう役の方が似合うのか
それにしてもミスキャストとも思えかねないマット・デイモンの相手役のが気になる。双子じゃねーだろどう見てもｗ似なさすぎ!なんでマット・デイモン（35）みたいなお坊ちゃま風の若いのに対し、グレッグ・キニア（42）みたいな胡散臭いくどい顔のおっさんを当てたんだ？こいつが女にもてるとか説得力ないし
双子なんだが、この二人、性格はまったくの好対照。一方のボブはまったくもてず、ここ5年SEXもしていないという有様。だがメル友相手一筋で一心に愛している。女性からすれば、ウォルトよりボブみたいな人のが嬉しいんだろうな
それにしても、何もかも私生活を共有するから、プライバシーがまったくない。トイレも風呂も一緒。がSEXするときはカーテンで隠すなどの涙ぐましい努力(ﾉ∀`)でもホントに仲がいい。やっぱりここまで共有しちゃうと一心同体になるんだね。そこらへんの友達や恋人よりもよっぽど仲がいい最高の二人だ
ボブもさっさと正直に言っちゃえばいいのに。確かにあのようなナイーブな子の場合、拒絶されるだろうが、もしそれで終わったのなら所詮それだけの女。でもね、ほら、やっぱり彼女考え直して戻ってくれたでしょ

成功する確率は50％と言われてたのになぜか普通に成功。さすが映画ｗ
せっかく分離手術がうまくいったのに、もう一人がいないとバランス崩してうまくいかないなんておかしな話だ。結局二人はガムテープ使ってまでまた一緒になり、田舎に戻ってしまった。ボブはそれでもバーガー屋できるがいいが、ウォルトはせっかくの俳優の素質をあんなところで演劇程度でいいのかなあと複雑な心境だ

もっとこうすれば二人ともより良くなるのに〜といった改善の余地を残したまま、本当にこれでよかったのかなと思えるラストだが、まあまあ楽しめる作品

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