コーチ・カーター

サミュエル・L・ジャクソンがバスケのコーチに扮するというもの
1999年に実際にリッチモンド高校で実在したカーターによる実話。おそらくその2年後にドラマ化された田村正和主演の「さよなら小津先生」というドラマはこの映画を元にしたものだろう
鬼コーチな分、愛情も深いカーター
確かに最初のころのこいつらの腑抜けっぷりを見たら、こりゃ厳しく絞り上げなきゃならんなという感じだったが、このコーチはそれを更に上行く必要以上の厳しさ。腕立て500回とか平気で言うけどマジ?50回でもきつそうなのにw
息子ダミアンの存在が地味すぎる。せっかく息子という位置付けなのに、ちょっと父子の会話が少ないと感じるのは自分だけだろうか。もう少し「父さんあれは厳しすぎるんじゃないか?」とか「父さんには付いていけないよ!」とかいろいろ反発があってもよさそうなもんなのに、何も言わずに付いていっている
何度も上がったり下がったりの波がある。優勝。しかしまだ1時間しか経っていない。このまま順調なまま終わらないだろう。やはり女からの誘惑の魔の手が・・そりゃあ優勝チームとなったらモテモテだろうなあ。自分はスポーツやったことなかったからこういう経験がない。中には女を経験してなさそうなのもいるし、これを機会に羽目を外してやってもいいと思うんだが、この鬼コーチはそれを許さない(ノ∀`)
つかこの子達はホントいい子だよ。みな根性ある。今の現代の辛抱強さのない子達をこんなに息付かせる間もなく絞り上げ続けてたら、おそらくみんな辞めてしまうだろう。厳しい練習にも耐え、少しでも言うこと聞かないと腕立て100回。で、今度優勝したと思ったら今度は勉強がダメだってんでバスケを取り上げて毎日図書館勉強。やってられんヽ(`Д´)ノ

コートの閉鎖は賛否両論ありそうだ。確かにバスケのコーチなんだからそこまで束縛せんでも・・けどバスケのことだけを考えてるのではなく、あの子達自身の人生のことまで考えてくれている。こんなコーチいるだろうか。ただあそこまでブランクができるのが心配。だが何より辛かったのは、その真意をなかなか理解してもらえず、周りみんなを敵に回したコーチ本人だろう
つかなんでみんな彼女がいんだよヽ(`Д´#)ノ
実話を元にしただけあってラストは納得いく内容。さすがにいきなりで県を代表するチームに勝てるほど甘くない

http://www.cc-movie.jp/index02.html