モンスター

いやー壮絶で過激だけど面白かった(;´・∀・`)
タイトルからして怪物パニック映画を連想するが、なんてことはない一人の娼婦アイリーンの腐りきった人生と同性愛、その最後までを描く。そういう意味ではモンスターだ
常に今の幸せしか考えていない行き当たりばったりの安易な道ばかり選ぶ人生
この作品が一つ教えてくれたこと。それは愛の形には性別は関係ない。単に相手が好きかどうか。「男も女も嫌いだよ。けどあんたは好きだよ。」このセリフに象徴されている
あんな眉毛のない歳いったおばさんより、若いセルビーの方が高く売れるのではとか不謹慎なことを思ってしまったw胸も何気にかなりあるしw
まさにこれ以上下はないだろうと思えるほどの最低な人生。娼婦に染まりきり、もはや娼婦しかできなくなってしまった人生。今の自分がまだマシに思える。そういう意味で小さな頃からコツコツと努力して自己の向上に励むことの大切さを感じた。もちろん家庭環境の問題もあるだろうが
このアイリーンを演じているシャーリーズ・セロンは天才じゃないかと思った。この人実際に本当に娼婦で腐った人生を送ってるとしか思えない
しっかし眉毛もなく、化粧すればもうちょっとマシになると思うんだが化粧する金もなく、体もいいわけではない。こんなおばさんでもまだ自分の体が売れると思ってるんだから驚きだ
しっかし何も殺さんでもねえ。いつの間にかただの連続殺人犯になっとるやん(ノ∀`)
セルビーも心のどこかで自分のためにここまで今まで以上に堕ちてしまったアイリーンに対して罪悪感を感じ、自分が責めたてられているような気持ちになっているのではなかろうか
娼婦を買う男なんて最低だという背景もあろう。しかしの手口はヒッチハイクで同情を買い、半分同情で買ってもらっている。中には本当に優しいおじいさんもいるのに、容赦なく殺す。レイプ殺人されかけたとはいえ、それを切欠に一線を踏み外し、もう後戻りできなくなってしまった人生。けど許せないな
セルビーもこんなヤバイ女とかかわってしまって厄介だとは思わなかったろうか
そして最後、やはりアイリーンの人生はそう長く続かなかった。裏切ったのはセルビー。だが自分の身を守るため。アイリーンも納得している。それは本当にセルビーを愛していたアイリーンが法廷で何度も頷いている様子から明らかだ

http://www.gaga.ne.jp/monster/index2.htm