シビル・アクション

ジョン・トラボルタ主演の弁護士映画。トラボルタが今度は弁護士役に挑戦ということで、どんなものか興味新々で借りてみた。といってもよくある敏腕弁護士ではない。むしろベテランの弁護士と比較されて若手の青い未熟な弁護士として描写されている
7年くらい前の作品とあって、トラボルタが若く今より若干痩せ気味なのが初々しいw

その他の主なキャストとしては、ブチ切れまくる財務担当者ゴードン役としてウィリアム・H・メイシー、訴訟の発起人アン役としてキャスリーン・クインラン。まあシュリクトマンの強引で半ば自棄気味な事務所を破産に追い込みかねないやり方には、財務担当としては泣き所だろう。その苦悩ぶりを実に巧く演じていた気がするそして日本の野際陽子のハリウッド版ともいえるwキャスリーン・クインラン。息子を失った母親役で、老けすぎずそこそこ綺麗で感情も表に出さない、なかなか適役だったのではと思える
あと密かに着目していたあの眼鏡をかけた美人秘書は何者だったのだろうw

最終的にはシュリクトマンの部下は、やり方についていけずみな去ってしまう。それが寂しかった。どこかで大逆転劇があるに違いないあるに違いないあるに違いなーーヽ(`Д´)ノいと期待させておいて、一時は何もなく終わってしまう。え!?まさか本当にこのまんま終わり!?と思わせたが、やはり・・でも遅すぎたwみんな去っちゃったじゃん・・orz
しかしこれはかなりの大逆転だ。驚いたこれほどまでとは。しかもこれ実話を基にしたっていうからね。まあ確かに水質汚染裁判は日本のドラマでもたまに見かけるからなあ
第一審の結果として、800万ドルを得たに過ぎなかった。これはなんとか事務所を建て直せる額。結果としてほぼプラマイ0。これはやはり裁判をしないほうがよかったのか失敗だったかなあと思った。シュリクトマンも一度始めたら意地でもやめられないことを覚悟して、当初断りを入れたのだろう。それがわかったしかもこの映画はいろいろと弁護士の仕組みとかもわかる。通常、勝ち取った金額の40%を弁護士に渡さないといけないらしい。かつそれ以外にかかった費用も支払わなければならない。つまり、請求額の40%+裁判コスト<請求額 が成り立たないと原告側はむしろ損害になってしまうということ・・

また、冒頭から子供に水を飲ませているように、所々に意味ありげに水を描写している。見ていて水が飲みたくなったほどwだいたい法廷でみんなの席に水の容器が置かれてるなんてありえるかw