カンパニー・マン

一言で言うと、二重スパイ、自分(アイデンティティ)探し、そして愛?を組み合わせたようなスーパーサスペンス。それなりに楽しめますた

レミー・ノーザム演じる主人公のモーガン・サリバンは、さも冴えないタバコも酒もゴルフもやらない真面目そうなリーマンという感じ。その眼鏡がまた頼りなくかっこ悪い。こういう第一印象なので、なかなかこの主人公のかっこ悪さに最後まで好きになれないという人も多かったはず。こいつが刺激ほしさにスパイ組織に面接なんかしちゃってます。そしてなぜか通ります。名前もジャック・サースビーなんて名になり、無理にお酒を飲んだりで、他人になりきる、いやマンネリ化して嫌気が差しつつある自分を捨てるのを楽しんでますw

そしてこのサリバンの前に何気に現れ、キーになりそうな不思議で魅力的な女リタ・フォスターを、ルーシー・リューが演じる。ルーシー・リューと言えば、頬骨の張ったソバカスの多いジュディマリのボーカルみたいなイメージがあるが、今回は鬘?で茶初のショートカットのため、イメージ一新。何気にこっちの方が似合うんでない?と思えるほど惹きこまれます

しかしまあCUBEの監督が作っただけあって、前半だけで早くも2転3転あり、脳内整理に苦労するwなんかもうここまで来ると、誰を信じていいのか疑心暗鬼になり、誰も信じられなくなるだろう。まあその中で唯一、愛?のために信じたいすがりたいと思えるような存在がリタということなのか
ちなみにデジコープが用意した偽の奥さんは、CUBE2のあの女の人ですなwしかしある意味あんな荒んだ結婚生活なら、こっちの奥さんのほうがいいかもw
それにしても出張ということだけで後を付けられたり怪しまれたのに、サンズウェイの隠れアジトに戻るときは特に後を付けられなかったのだろうかw

そして最後のほうにとんでもない事実が明かされますwああそういうことだったのねと。こりゃ一杯食わされたわ完全にやられましたって感じ
しかも最後のサリバンって冒頭のあの冴えないリーマン姿からは想像できんwこのあたりエレミー・ノーザムの人格を演じ分けられる巧さを感じた

ところで、これって営業とかで各地を飛び回り、パソコンとか使う仕事の人なら見ていて結構楽しめるかも。なんかそのあたりの演出がすごくかっこいいっす!

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