座頭市

レンタルDVDでついにこの北野武話題の作品を観やした!
全体的な作品としての感想は、たけしの目を閉じながらのあの切れ味鋭い演技が素晴らしい。血しぶきやR指定物だと思わせるような切断描写などもあるが、今までの侍映画よりもリアルで、“切る”ではなく“斬る”というのがリアルに伝わってくる

個人的に一番感情移入したのが浅野忠信演じる服部。やっぱ浅野忠信は(・∀・)イイ!ね
病状の奥さんのために人を斬る用心棒を買って出る。その腕は一流だが、自分のために人を斬っていることに対し、夏川結衣演じるおしのは負い目を感じる
やっぱ奥さんいるのに人斬っちゃまずいでしょとは思った。けどその生き様は共感できた。正直座頭市なんかよりも男らしいしかっこいいし
しかしなぜ座頭市は金髪なのか、似合わないし時代にも合わないしでどうしてもそういったビジュアル面も気になってしまう;
あと強すぎたのも玉に瑕。もう少し最大の強敵服部に対してはちょっとやられるシーンがあったほうがよかった気もする。あまりに一瞬だった
一番いらなかったのがあの姉妹。つかいざ座頭市に見破られると自分たちの不幸話をして逃れようとする卑怯さ。だからって何の罪もない男を金のために殺していいのか?あの二人も自分らを殺そうとしてたこの二人をよく許せたもんだ。
一番の問題なのがあのオカマ君w橘大五郎という人が演じているらしいのだが、男だったらそれなりの美形なのかなと素顔を知りたくてネットで検索するも、なんとこの人根っからのオカマいやw女形キャラらしく、どうしても男の写真が見つからなかった…_| ̄|〇
一発で男とわかるんだが、なぜか劇中ではなかなか見破られず、いい女とされ、相方のおきぬよりも男に誘われるようなシーンが多く、なぜかこっちが売りを専門にやっている(萎え
大家由祐子演じるおきぬは最初から凍て付くような冷たい鋭い視線を撒き散らし、男を逆恨みにしている。そういや自分よくあんなような目で女の人に睨まれますはいw

そして最後のほうにはやはりどんでん返しのようなものが2転待ってます。1転は声で最初のほうからわかってたんだが、もう1転はまったく気付きませんですたw