サラエボの花

ボスニア内戦から10余年、かつての戦火の街サラエボで、秘密を抱える母と真実に向き合う娘の母娘の愛を描く。2006年のボスニア・ヘルツェゴヴィナ映画

キャストはすべてマイナーで、主人公はなんと無名のおばちゃんw
ペルダは優しく常に紳士的なのだが、なにせあのいかつい強面顔がうさんくさい

あんなオバちゃん誰も興味ないと思ったんだが、ペルダが惹かれる。娘も暗くてブスなのだが、色んな人たちが寄ってくる。そんなにいろんな人を引き寄せるほど魅力的なんだろうかこの親子

何の映画かよく分からない。最初戦争映画と思ったんだが、戦争の犠牲となった女性の現在を描くヒューマンドラマである

少しずつ事実が明らかになっていく。なるほど、エスマはやはりレイプされた。なので父親をシャヒード(殉教者)とウソついたんだな

娘のサラは母との時間が少なくなるにつれ、段々ぐれていく。学校の悪い男と付き合うようになる。ああいう悪い男と付き合うと女も悪くなっていく。やはり女は付き合う男に影響される

サラは修学旅行の日、なんで坊主にしちゃったのがわからん。母親もそれに驚いたり叱ったりする描写もない

派手さやドンデン返しといったものは何もない。実に静かに淡々と進んでいく。どちらかというと娘をもつ母、母を持つ娘に見てもらいたい映画かな

http://www.albatros-film.com/movie/saraebo/