キッド

ブルース・ウィルスがまたもや子供と共演するやや?感動する作品
前回の「シックス・センス」ほどの感動はないものの、今度はブルース・ウィルスの存在意義を大いに感じさせてくれる
いつもいい人役が多いブルース・ウィルスだが、今回演じるラスは、つっけんどんで人を拒否しまくり、誰にも心を開かない閉じたタイプだ。そう、1人の女性を除いては・・
その子供は、なんとラスの子供の頃がタイムスリップして現れたという。なんだかよくわからない怪奇現象が時たま起こるが、感動重視のこの作品では底に触れるのはタブーw
つかラスの子供の頃ってこんな太ってたの?wそれから現時点に至るまでどうやって痩せたかの経緯はいいの?w
結局、今のラスはもうすぐ40だというのに犬も女もなく、家庭的なものが何一つない仕事人間だった。それに気付かせ、身近にいるエイミーという素晴らしい女性へのアプローチの切欠にしてくれたのが、突如現れたその子供だったというわけ
最後になぜラスの将来が現れたのかが不思議だが。つまり、ラス、ラスティ、将来のラスと、3世代が同時に一つの空間に存在するという異例の事態が起きたわけか
冒頭の飛行機が自由に空を飛び交うときの音楽がテーマ曲としてよく流れるのだが、この曲も壮大な躍動感を感じてまたいい
けどまあ全体的にちょっと退屈感は否めないかな。感受性の強い人はこういうブルース・ウィルスが得意とするしんみり系はいいかも
最初はうっとおしかったあの少年。よくもあんなに肥えたもんだwけどいざ最後お別れが来てしまったとき、やっぱり寂しさを感じてほんのりきた

さて満月が昇る時オレンジ色に見えるのは、光が大気を通過する際、青い光は拡散し、赤い光だけ目に届くためだという