モビー・ディック 完全版

モビー・ディックーー白い鯨。この白鯨のために片足を失ったエイハブ船長の復讐劇を描く。いたずらに姿を現しては船長の意欲をあざ笑うかのように姿を消す白い鯨(モビィーディック)
3時間にも及ぶ長編だが、さすがに3時間もあると、半分くらいが船長の逝かれ説ばかりで途中からウンザリしてくる。無駄に長い分、中身が薄くなってる
一応あのヘタレで何もできない新入りの若造イシュメールが、主人公という位置付けになるのだろうか
最初は怪しくて怖い100%変人に見えたクイクエグ。だが慣れ親しんでみると、普通の友人として接することができた
捕鯨船の乗組員はみな荒々しい男たちなのだが、みな妙に優しい
とにかくひたすらこの逝かれ船長の逝かれぶりが描かれていて退屈感は否めない。この逝かれ船長にスターバック(何度コーヒー店を連想したことかw)は反旗を翻そうとするが、これには船員全員の支持を得る必要がある。だがやはり船長というカリスマ性があって、なかなか実行できずにいる
もう最後のほうは、いい加減この体たらく早く終わってくれと、これでやっと次の映画が観れるという安堵感で正直一杯ですたw
最後に見た白鯨の目。なんとももの悲しいすごい目をしていた。鯨の目ってあんななのか
(鯨が)潮を吹いているというセリフを見て何度も下ネタを連想したのは俺だけかw
そして逝かれる白鯨は、最後にその船すら襲い始める・・そう、乗船前のあのいかれ占い師の言うとおり、全滅・・いや1人生き残ると言っていた。まあもちろん生き残るとすれば彼しかいないわけだが