ハンニバル

恐るべきハンニバル・レクター博士3部作の3作目
2作目の「羊たち〜」はレクターの紹介、1作目の「レッド・ドラゴン」が完結編とするなら、これはレクターの恐ろしさを魅せつけるためだけの作品

逃亡したレクターは、やりたい放題やりますwつかこのレクター、初老のおさんにしか見えず、どうしてみんなこんな老いぼれにやられてしまうのか不思議でならないが、その要因をあえて挙げるならいつの間にか人の後ろに回りこめる能力と隙を突いて自分の意のままに他人の自由を奪える能力と言えるだろう
まあとにかく今回もアンソニー・ホプキンスは絶妙ですwまた常に冷静な発音もいい。渇舌が滑らかで発音もハッキリしてるので、英語のいいヒアリングの教材と思えてしまったのは自分だけか

ただ残念だったのが、前回クラリスとして活躍したジョディ・フォスターが今回出ておらず、ジュリアン・ムーアになっている。当然いきなりこんなクラリスが出てきても感情移入できるわけがない。なぜかレクター助けてるしw
10年ぶりの作品だし、年齢的な問題でもなさそうなので調べてみたところ、ハンニバルの原作のあまりの残酷な描写に降板したのだと言う。なら「羊たち」でよくあれだけ残酷な作品に出演したと絶賛されたのは何だったのかw

で、事実上三部作最後の作品となるので、レクターは死んでくれるのかと(自分は俗にいるレクターファンではない。こんな悪趣味の気色悪いオヤジ早く死んでくれと思ってるw)期待していたのだが、なんてことはなく終わり、あれ?これ続編は?と思わせる物足りない内容