時計じかけのオレンジ

美形で女性に人気のありそうなマルコム・マクダウェルが演じる主人公アレックスの犯罪と更生の軌跡を追う映画
まあとにかく怖くていやでも印象に残る映画だわw
最初のほうを観ていた時はなんだこりゃと思ったがwあまり女性には見せたくないです。間違っても彼女と一緒に観ないようにw
あの悪4人組はおそろいの白のペアルックに黒のハット
付け下睫毛を付けていたり、かなり奇抜な格好。こりゃ明らかに不審だわw
まあとにかく暴力にレイプにやりたい放題
でも家に帰れば両親の前ではいい子ちゃんを演じているただの学生
でもこりゃいつか天罰が下るぞと思いきや、案の定、仲間にはめられ、務所暮らしを強いられる。過失致死とはいえ刑期は14年。まあ比較的短いほうか
そんなアレックスに、悪魔のささやきが。でも自分でもすぐに出してもらえるのならあのトルビコ療法とやらを受けてたかも
あれって一種の、犬とかを躾けるときの強制的なすえつけ方法では?

しかし、やっぱシャバに戻ったアレックスに待っていたのはとにかく生き地獄だった。これもすごい因果だ。自分でもあの窓から身を投げ、自殺を図るだろう
しかし奇跡的に一命をとりとめ、待っていたのは比較的楽な暮らし。あの易しそうな内閣総理大臣がいろいろしてくれてるようで、さすがに総理を味方にすると心強い
そしてラストシーンがかなり意味深だ。ベートーベンの大音響の中、妄想のイン・アウト(なぜかSEXのことをイン・アウトと呼んでいるw)に耽りながら、「I was cured all right」(完璧に治ったね)
その前の飛び降りたときの衝撃で、治療の後遺症がなくなってしまったのか
治ったというのは、治療のことかそれまでの悪癖のことか、非常に意味深で興味深い終わり方になっている